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時間節約

バーチャルツアーで移動時間や説明時間を削減。業務効率化や生産性向上に繋がる活用事例をご覧ください。

【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:360度VR

第2弾 360度写真系バーチャルツアー

低コストで導入可能360度写真系バーチャルツアー

【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:360度VR

360度写真系バーチャルツアーの概要:

一眼レフカメラまたは専用の360度カメラを使用して撮影された 360度写真系バーチャルツアーは、完全没入型のインタラクティブな体験ができ、ユーザーは空間を自由に移動できますが、3D系バーチャルツアーのような 3D「ドールハウス」機能はありません。

360度写真系バーチャルツアーの強み:

360度写真系バーチャルツアーは、既存のプラットフォームに依存せずに作成できるため、最もカスタマイズしやすいバーチャルツアーです。Webページと同様にコードを使用して新しい機能を作成できます。360度写真系バーチャルツアーの制作会社は、クライアントの独自のクリエイティブな要望に対しても、プラットフォームの自由が利きやすいため、自由度高く反映することができます。ただし、編集の難易度が高いのも特徴です。
360度写真系バーチャルツアーは特定のカメラやソフトウェアに依存しないので、どんな撮影機材や撮影方法のものでも使用できます。 これにより、ギガピクセル(12Kを超えた超高解像度)サイズの360度パノラマ写真や、3D系バーチャルツアーではできないリタッチ編集ができます。
360度写真系バーチャルツアーは通常、ローカルまたは建築事務所のWebサーバに保存されるため、そのサーバ自体の容量制限を除いて制限はありません。
最もシンプルな 360度写真系バーチャルツアーの初期費用は、ここでご紹介しているバーチャルツアーの中で最も低コストです。簡易的な360度写真系バーチャルツアーに必要なのは、360度カメラ (2024年8月現在132,000円で販売されている Ricoh Theta Z1 など) と、無料でアクセスできるバーチャル ツアー作成ソフトウェアだけです(多くの場合、無料で制作できる代わりに、ソフトウェア会社のロゴマークが入ります)。

360度写真系バーチャルツアーの弱点:

360度写真系バーチャルツアーはカスタマイズの自由度が高いがゆえに、言い換えれば、品質にバラつきが出やすいという一面があります。したがって、価格だけでなく、バーチャルツアー制作会社の実績を参考に選択することをおすすめします。
360度写真系バーチャルツアーはカスタマイズの自由度が高いがゆえに、同じクオリティでの量産が難しい側面があります。制作会社による品質や仕様のバラつきが大きく、同じ品質で量産して制作するのが難しいことがあります。
360度写真系バーチャルツアーには通常「ドールハウス」機能がないため、室内の全体像がありません。グラフィックデータを360度写真系バーチャルツアーに盛り込むことで解決できるのですが、その場合制作期間が大幅に長くなり、すぐに使用できる3D系バーチャルツアーよりもコストパフォーマンスが悪くなります。
3D系バーチャルツアーと同様、360度写真系バーチャルツアーはSNSからWebサイトへ誘導するのにはそれほど効果的ではありません。SNSで表示するにはリンクをクリックして開く必要があるため、ビデオ系バーチャルツアーほどSNSには適していない一面もあります。

360度写真系バーチャルツアーの結論:

360度写真系バーチャルツアーは、低コストでバーチャルツアーを作成したい建築士にとっては多くのメリットがあります。ただし、単に多数の360度写真を配置する以上のことをやろうとすると、360度写真系バーチャルツアーの作成難易度が一気に上がります。また、最終的に色々な機材のコストがかかり、制作費用が高くなる可能性があります。 シンプルな360度写真系バーチャルツアーであれば、制作費を抑えたい、バーチャルツアー制作を学ぶ時間は確保できるという建築士なら最適な手段だと言えます。
上記を踏まえ、360度写真系バーチャルツアーは、建築事務所・施工会社・施工依頼主間で施工の進捗状況を共有するためによく使用されます (ランディングページ「プロフェショナル・バーチャルツアー制作サービス」)。

バーチャルツアーが建築事務所の業務効率化と売上アップに貢献

バーチャルツアー導入のメリット

バーチャルツアー導入のメリット​

バーチャルツアーが建築事務所に革命を起こしています。 バーチャルツアーは、建築の販売促進のためのツールとしてだけでなく、近年の建築業界の業務効率化にも大きく貢献しています。

このブログでは、建築事務所でバーチャルツアーを導入するメリットを紹介します。そのうち、建築士、クライアント、見込み客、それぞれの内覧時間と交通費の節約、確度の高い見込み客の選別、オープンハウスの展示コストと住宅展示場の運営コストの削減、バーチャルツアーだからこそ得られる貴重なデータについて解説します。

まず、どのバーチャルツアーにも共通したメリットについて見ていきましょう。

マターポートpro2が住宅展示場にある

交通費と時間の節約:

バーチャルツアーを導入することで、現場での実際の立会い頻度を減らすことができ、クライアントの訪問や再訪問に同行する時間を節約できます。また、見込み客が実際の見学時に見逃したデザインの要素なども、バーチャルツアーで確認することができ、顧客にとっても大変便利です。

バーチャルツアーを導入すれば、設計や建設の進捗状況について話し合う際に、Zoom などオンラインで見込み客やクライアントとコミュニケーションを取れる範囲が広がります。建築士、クライアント、見込み客、いずれにとっても交通費や時間が節約できます。 現場での立会いにかけていた時間とお金のリソースを他にかけることで、さらに売上アップを狙うこともできます。

確度の高い見込み客を選別:​

バーチャルツアーを導入すると、見込み客は直接訪問する前に物件を詳しく探索できます。したがって、展示会場を実際に訪問する前に見込み客をある意味で選別してくれると言えるでしょう。

 見込み客は建築事務所のWebページにアクセスし、オンラインのバーチャルツアーやオンラインのオープンハウスイベントを閲覧します。 想定していたものと違うと感じた見込み客はこの時点で離脱するため、お互いの貴重な時間を無駄にすることはありません。建築士にとって、より確度の高い見込み客だけ、しっかりと時間をかけて立会いをすることができます。

一方でこれとは逆に、SNS集客などで、広く見込み客を獲得することに優れているバーチャルツアーもあります。この種類のバーチャルツアーの活用法については、「ビデオ系バーチャルツアー」の記事で詳しく説明します。

住宅展示場のコスト削減:

バーチャル ツアーと実際の住宅展示場を組み合わせることで、必要な住宅展示場の数を減らすことができます。建設コストとメンテナンスコストを節約できると同時に、バーチャルツアーによって物理的な商圏を広げることができます。 たとえば、住宅展示場のない地域では、その地域をターゲットにしたバーチャルツアーを含むランディングページを作成することによって、住宅展示場を建設しなくても見学が可能となります。

見込み客の行動分析:

バーチャルツアーを導入すれば、顧客行動に関するデータを分析できるようになります。データを分析することで、建築士は顧客の好みや行動に基づいて今後の開発を最適化できるようになります。バーチャルツアー中の建築物の各ポイントにユーザーがどのぐらいいたかの滞在時間をデータ化できるものもあります。 見込み客がデザインのどの部分に関心があるのかを知ることができます。

バーチャルツアーアナリティックスの閲覧者行動のグラッフ

次回の記事では、現在活用されているさまざまなバーチャルツアーの種類について解説し、それぞれのメリットとデメリットについて紹介します。3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)360度写真系バーチャルツアーCGI系バーチャルツアー(バーチャルパス)ビデオ系バーチャルツアー(ルームツアー)の4つの主要なバーチャルツアーについて比較検討します。ぜひご覧ください。