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SEO対策

バーチャルツアーをSEO対策に活用し、Webサイトへの集客を強化。具体的なSEO対策と成功事例をご覧ください。

建築バーチャルツアーを活用したマーケティング戦略

顧客満足度と集客力アップを実現する

建築バーチャルツアーを活用したマーケティング戦略

(バーチャルパス)マーケティングの加速と顧客への価値提供

バーチャルツアーにより、建築士は契約が決まった時点からすぐにクライアントとCGI系バーチャルツアーや加工の施工事例の3D・VR系のバーチャルツアーを用いながら、イメージを共有したりコミュニケーションを図ったりすることができます。
さらに、クライアントにとっては自分のペースで物件を探すことができ、費用と時間をかけて直接訪問する手間を最小限に抑えることができます。 また、過去の設計の成功事例のバーチャルツアーを活用することで、新しい見込み先へのアプローチを加速させることもできます。

建築事務所でバーチャル ツアーを活用した、理想的なビジネス戦略モデルの例を上げてみましょう。

ステージ 1. コンセプトの視覚化 - CGI系バーチャルツアー(バーチャルパス)

CGで作成したリビングの画像

CGI系バーチャルツアーは施工着手前に、、建築士が設計コンセプトを視覚化し、クライアントとイメージを共有しながらアイデアを具現化するための強力なプラットフォームを提供します。
簡単なレンダリングであれば、多くの3DCADソフトウェア内で作成できます。
大規模なプロジェクトでは、バーチャルツアー制作会社がレンダリングしたCGI系バーチャルツアーで、競合提案との差別化を図ることができます。 プロがレンダリングしたCGI系バーチャルツアーは、没入型で視覚化しやすく、建築士の作成する従来の静的なバーチャルパス画像や手書きのパスより、圧倒的な競争上の優位性をもたらすことができます。

ステージ 2. プロジェクトの進捗状況の共有 - 360度写真系バーチャルツアー

現代では建築士はプロジェクトの進捗状況を把握し、コンセプトを効果的に視覚化するツールが必要です。 建築士向けにカスタマイズされた 360度写真系バーチャルツアーはそれに最適です。
建設中の建物の360度写真系バーチャルツアーは、クライアントや関係者に現在の進捗状況を共有するのに効果的です。 360度写真系バーチャルツアーを導入することで、クライアントは現場の立ち会いに時間と費用をかけずに済み、また施工会社は作業を中断する必要がありません。
360度写真系バーチャルツアーは、ここでご紹介したバーチャル ツアーの中で最も安価であり、多くの関係者による視察が必要な大規模プロジェクトにおいて、関係者の交通費のコスト削減を図ることができます。
360度写真系バーチャルツアーは、一般的な報告書などでPDFに写真を貼り付けるよりもわかりやすく、建物の平面図と照らし合わせることができます。
360度写真系バーチャルツアー内で施工中にフォームなどを通じて共有されたフィードバックにより、関係者と建築士の間でより密な連携ができます。

a photograph of a kichen in equirectangular projection cropped for SNS

ステージ 3. プロジェクトの完成の記録 - 3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)

3D系バーチャルツアーの導入により、建築士は没入型のポートフォリオを提示できます。見込み顧客に効果的な印象を与え、専門知識とスキルを兼ね備えていること、ビジョンを共有することで安心感と信頼を育みます。
3D系バーチャルツアーは、建築士の初期コンセプトを視覚化するCGI系バーチャルツアーとは異なり、実際に完成したプロジェクトを正確にキャプチャします。したがって、3D系バーチャルツアーは、将来の見込み顧客に建築士の力量と実績を示すのに最適です。
動画系バーチャルツアーでは、編集技術の力量により、プロジェクトの要素が閲覧者に伝わるかどうかが決まります。建築士の判断によってビデオ内容が決まるため、建築士が重視しないプロジェクトの側面はビデオ系バーチャルツアーでは反映されないことがあります。 しかし、3D系バーチャルツアーではすべての詳細が記録されるため、見込み顧客は建築士の実績をじっくりと見極めることができます。
3D系バーチャルツアーは、建築士や関係者の Web サイトに簡単に埋め込むことができ、建築士が関係者に追加で提供するサービスに適しています。
3D系バーチャルツアーはサイトから取得した統計データを分析することで、見込み顧客がデザインのどこに関心があるのかを知ることができます。

ステージ 4. コンテンツマーケティング - 動画系バーチャルツアー(ルームツアー)

動画系バーチャルツアーは強力なコンテンツマーケティング ツールになります。建築士がオンラインで物件を紹介し、さまざまなSNS上で共有できます。
SNSで共有された動画系バーチャルツアーから建築士の Web サイトへのリンクがクリックされるよう動線設計することで、新規見込み顧客のリーチを獲得することができます。
見込み顧客が建築士のWeb サイトへリーチした後は、動画系バーチャルツアーが、このブログの別記事で取り上げているより没入型のバーチャル ツアーの出番です。 例えば、、建築士の Web サイト上の 3D系バーチャルツアーまでたどり着いた見込み顧客は、物件見学フォームに回答したり、ニュースレターの購読に申し込んだりする可能性が高くなります。

カメラマンが家の入口に立って、カメラ機材を持っている

結論

バーチャルツアーは、マーケティングの加速、顧客サービスの向上から、コスト削減、データの分析結果の提供まで、建築士にたくさんのメリットをもたらします。 バーチャルツアーをマーケティング戦略に活用することで、建築実績をわかりやすく提示し、顧客に期待以上の付加価値を提供することができます。

【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:3D・VR系

高画質で没入感の高い3Dバーチャルツアー(3Dウォークスルー)

【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:3D系VR

3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)の概要:

このブログの投稿は6投稿の内の第2投稿目です。下記はその他の投稿のリンクになります。

  1. バーチャルツアーが建築事務所の業務効率化と売上アップに貢献
  2. 高画質で没入感の高い3Dバーチャルツアー(3Dウォークスルー)(この投稿)
  3. 低コストで導入可能360度写真系バーチャルツアー
  4. 設計段階から顧客に魅力を伝えるCGI系バーチャルツアー
  5. SNSで拡散しやすい「動画系バーチャルツアー」(ルームツアー)
  6. 建築バーチャルツアーを活用したマーケティング戦略

「デジタルツイン」または「3Dウォークスルー」として知られる 3D系バーチャルツアーは、特殊なカメラを使用して既存の空間を複製します。高解像度の 360 度パノラマ写真と赤外線または LiDAR 3D スキャンを融合させ、建築物の「ドールハウス」(室内の全体像を3Dにした画像)を再現します。 

3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)の強み:

  1. 3D系バーチャルツアーでは、高解像度の360度パノラマ写真と、現地で3Dスキャン装置で収集した3D空間データをもとに作られた「ドールハウス」を組み合わせて、建築物の室内の全体像を提供します。
  2. この「ドールハウス」と高解像度の360度写真に建築士、クライアント、見込み客、いずれからもアクセス可能なデータポイントが配置できます。データポイントにはビデオ、写真、テキスト、フォーマットなどを設置することができます。ユーザーは現場に足を運ぶことなく建築物についての詳しい情報を得ることができ、また、お問い合わせフォームなどを設置することで、見込み客の情報収集にも役立てることができます。
  3. 上記のコンテンツは、通常はリンクまたは「iframe」コードでWeb サイトに簡単に埋め込むことができます。
  4. 3D系バーチャルツアーは、WebサイトのSEO対策にもなります。 今回のブログ記事でご紹介するバーチャルツアーの中では、3D系バーチャルツアーの平均滞在時間が最も長く、多くの場合3〜 4分に及びます(当社調べ)。Googleの検索結果の表示順位を上げるには、類似サイトと比較したときの平均セッション時間が重要な要素と言われているため、3D系バーチャルツアーはSEO対策としての効果も期待できます。
  5. 一部の3D系バーチャルツアーは、間取り図や CAD ソフトウェアとの互換性があり、設計時の建物と完成した建物を比較することができます。
  6. ドールハウスを含む3D系バーチャルツアーには計測ツールが含まれることも大きな強みです。ユーザーは3D系バーチャルツアー内で実寸の計測を行うことができます。 これにより、クライアントは、建物内の家具の配置を想定したり、ドアや階段などを通って家電を移動する計画を立てることができます。実寸計測機能は図面で調べるより手軽なため顧客にとっても非常に便利です。
  7. 導入後も訪問者数、セッション時間などのデータ取得と分析のアフターフォローが充実しており、より効果的な活用法について提案をもらいながら改善できるため、導入した効果を最大限発揮しやすいバーチャルツアーであることも大きな強みです。
バーチャルツアーのセッション時間を示すgoogleアナリティックスのグラッフ

3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)の弱み:

  1. 多くの 3D系バーチャルツアーのプラットフォームは、ソフトウェアメーカーの専用サーバーでしか保存できないため、保存するバーチャルツアーの数や規模に応じてランニングコストが発生します。
  2. 3D系バーチャルツアーでは、大規模な建築物に対応できないことがあります。特に赤外線やLiDAR機能のない機器では、大きな建物の形を正確に再現できないことが多くあります。
  3. 赤外線スキャン装置を使用する3D系バーチャルツアーでは、直射日光下で撮影できないという課題があります。 LiDAR系のスキャン装置にはこの課題はありませんが、下記の4. のように、この種類の機材は高価です。
  4. 使用する機材が、別の記事で詳細を説明する予定の360度写真系バーチャルツアーやCGI系バーチャルツアーよりもはるかに高価な場合があります。たとえば「Matterport Pro 2 」カメラの価格は約50万円程度(2024年8月現在、新品か中古かによっても異なります)であり、「Matterport」というバーチャルツアー制作ソフトウェアでのみ使用することができます。 大規模な建築物にも対応できる3D系バーチャルツアーで言えば、「Matterport Pro 3」が120万円程度、「Leica BLK」が2024年に廃版となりましたが、230万円程度で売られていました。中古価格はヤフーオクで約90万円程度となっています(2024年8月現在)。といったように、通常の映像制作機材より高価な機材が必要です。カメラはレンタルすることもできますが、レンタル費用は、多くの場合、バーチャルツアー制作会社に制作を委託する場合と同程度です。
  5. 3D系バーチャルツアーは、SNS上でのインプレッションやリーチ数アップには貢献しづらい側面があります。 ただし、Webページに埋め込まれた3D系バーチャルツアーはWebページのセッション時間を長くするのに効果的です。ユーザーを Web ページへ誘導するには、ビデオ系バーチャルツアーが効果的なので、3D系バーチャルツアーは、SNS 上のビデオ系バーチャルツアーと組み合わせて使用するのがおすすめです。

3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)の結論:

3D系バーチャルツアーは、建築物の室内の全体像を掴みやすい、訪れた見込み客の情報収集ができる、データポイントに豊富なコンテンツを配置できる、Web ページへ手軽に埋め込みできWebページの SEO対策ができる、3DCADおよび測定機能と互換性があるなど、多くのメリットがあります。

一方で、デメリットとしては、高価で専門的な機器やプラットフォームの使用方法を習得する必要があり、初期費用も高いと言えます。

そのため、3D系バーチャルツアーを導入する場合は、プロの3D系バーチャルツアー制作会社に委託することがおすすめです。導入後もデータ分析や活用方法の改善などのアフターフォローが充実しており、最大限効果的に活用すれば、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう (竣工事例の3D系バーチャルツアーの詳細については、明段舎のランディングページ「3Dモデルハウス作成」をご覧ください) 。

いかがでしたでしょうか。次回は360度写真系バーチャルツアーの特徴についてご紹介します。ぜひご覧ください。