空間の価値を「即戦力」に変える。
実績紹介:中古住宅のポテンシャルを引き出し、活用場面無限大の「マーケティングで勝てる」パッケージ
こんにちは、明段舎のブラウン・ダニエルジョンです。
今回は、2025年1月に手がけた、ある既存住宅(中古住宅)の販売促進プロジェクトをご紹介します。このプロジェクトは、これまでの大規模施設や伝統工芸のアーカイブとは趣旨が異なり、「いかにして不動産仲介の現場で、成約までのスピードと質を最大化するか」という、極めて実践的な挑戦でした。
きっかけは国境を越えるエージェントとの出会い
交流会で出会ったその不動産エージェントは、日本国外にルーツを持ちながら、日本人・外国人を問わず多くの顧客を抱える非常にパワフルな方でした。その方の「専任媒介物件(不動産販売会社の自社管理物件)」に対し、明段舎がコロナ禍以降に磨き上げてきたあらゆる不動産撮影技術を投入させてほしいと提案したことが、このプロジェクトの始まりです。
空間の魅力を引き出す「5つの武器」
空室の状態から「ここで暮らすイメージ」を抱かせるため、4日間という限られた時間の中で、以下のコンテンツを統合的に制作しました。
- シネマティック・プロモーション動画(4K 60fps)
今回のリノベーションの目玉であるアイランドキッチンやホームオフィスを重点的に撮影しました。60fpsで撮影し、あえてスローモーションに編集することで、静止画では伝えきれない「空間のしなやかな繋がり」と「素材の質感」を優雅に描き出しました。 - SNS特化型・縦型ショート動画
仲介業者が汎用的に使えるようノーブランド(管理会社名やロゴ、問い合わせ先の表示なし)でありながら、SNSのタイムラインをスクロールする指を止めるインパクトを追求しました。冒頭2〜3秒にスピードランプ(動画スピードの緩急)とパンチのある音楽を組み合わせることで、一瞬で物件の世界観に引き込むフックを作りました。 - 次世代バーチャルツアー(Ricoh Theta Z1 × HDR)
UIを大幅に強化し、見ている方向が間取り図上で一目でわかる「レーダー付きフロアマップ」を実装。さらに、エージェントの顧客層に合わせて「日英バイリンガルUI」を採用しました。窓の外の景色まで鮮明なHDRトーンマッピングで仕上げました。 - AIバーチャルホームステージング
家具のない空っぽの部屋は、広さはわかっても生活しているイメージが湧きにくいものです。そこでAIツールを活用し、デジタルの家具を配置。内装を傷つけることなく、一瞬でモデルルームのような魅力的な空間を演出しました。 - プロフェッショナル不動産フォト
広角レンズと適切な露出補正を駆使し、住宅サイトで「クリックされる」ための、明るく清潔感のある静止画を撮影しました。
制作スピードと「勝てる」パッケージの確立
今回の4日間にわたる濃密な制作プロセスを通じて見えてきたのは、「スピード感の重要性」です。
不動産流通は鮮度が命です。この実験的なプロジェクトを経て、明段舎は今後、現場のニーズに即応するための新たなパッケージを確立しました。
- 【標準パッケージ:翌日納品】 バーチャルツアー + 高品質写真
- 【オプション:1週間以内納品】 シネマティック動画 + SNS用ショート動画
まずは翌日に主要な「武器」を届け、営業活動を即座に開始。そして1週間以内に、SNSでの拡散力を高めるリッチコンテンツを投入。この二段構えこそが、現代の不動産営業における最強の布陣であると確信しました。
エージェントからのフィードバック
完成したコンテンツに対し、エージェントからは非常にポジティブな評価をいただきました。
- 「専任媒介(不動産販売会社の自社管理物件)」を新たに勝ち取る武器になる: これだけのクオリティで募集を行う姿勢をオーナーに示すことで、他のオーナーからも「あなたに任せたい」という信頼(新規獲得)に繋がる。
- 物理的な距離を克服する: 今回の物件は大阪・難波のオフィスから距離がありましたが、高品質な動画やVRで事前に「本気度」の高い見込み客を絞り込めるため、無駄な現地案内のコストを劇的に削減できる。
明段舎の仕事は、単に綺麗な絵を作ることではありません。
「次世代の映像で生活を豊かに」というビジョンのもと、不動産のプロフェッショナルが、より有利に、より効率的に、そしてより自信を持って物件を提案するための「即戦力となる武器」をデジタルで構築すること。
私たちはこれからも、現場のニーズに寄り添い、空間の価値を最大化する「道」を切り拓いていきます。
パッケージの詳しくは3Dモデルハウス撮影のページをご覧ください。






通常撮影時のシャッタの状態(9月)







