学校(義務教育施設から大学まで)の3Dバーチャルツアーは、学校関係者に利便性を提供。ウェブセッションの増加、全国各地からのデジタルオープンキャンパス体験、緊急時の安全計画、イベント設営や改修工事のプラン設計、インタラクション、3Dマップ活用などの特長があります。体の不自由な方や支援が必要な方にもサポート提供。この投稿では、バーチャルツアーやデジタルツインが学校の関係者にとっての利便性を考察します。
全国どこからでも、どのデバイスからでも、3Dバーチャルツアーにクラウドリンクでアクセスでき、実際にその場にいるような没入感で、スクールライフをイメージし、オープンキャンパスを体験することができます。
– 入学を検討している学生や保護者は限られた時間の中で、どの学校を見学するのかを決めます。事前に3Dバーチャルツアーで見学できるかどうかは、実際に足を運びオープンキャンパスに参加するかどうかの重要な判断材料となると同時に、オープンキャンパスの参加率と参加者の満足度が上がりやすくなります。また、オープンキャンパス参加後でも、再度自宅から気になった場所の確認をすることができ、納得して入学していただける決め手の一つとなります。
3Dバーチャルツアーを掲載した学校や大学のウェブページコンテンツは、これまでの調査でセッション時間が特に長いことがわかっています。一般的な動画コンテンツを掲載したページと比較し、セッション時間は約2〜3倍です(3Dバーチャルツアーのセッション時間は平均4分25秒。当社調べ)。
文化祭や体育祭などのイベント時の設営や改修工事の設計などを効率的かつ簡単に計画できます。例えば、新しい設備や機器の搬入計画や、改修・修繕計画のための補足資料として活用するなど、業務上の効率を上げるメリットが多数あります。
緊急事態時には、リンクを使って施設内の場所を共有できます。平面図の情報だけではなく、天井の高さなどを含めた立体図で把握できるため、避難計画や避難経路などを考える際に役立ちます。消防訓練時にも便利です。
投票やアンケート機能を使って学生の意見を調査したり、地図、そしてオンライン試験まで3Dバーチャル ツアー内のデジタル吹き出しにリンクすることができます。バーチャルツアー公開後でも変更可能なため、学校の公開データを常に最新の状態に更新できます。
3DバーチャルツアーはQRコードで簡単にアクセスできます。当社が使用する3Dバーチャルツアーには位置関係のデータがURLに含まれているため、デジタル座標をURLに入力することで学校内のどの場所も瞬時に表示することができます。学校内の看板や掲示などに、現在地から始まる3Dバーチャルツアーを簡単に掲載することができます。
体の不自由の方にとって、学校を訪問する際にどの駐車場からのアクセスが最適か、建物や校舎のエレベーターの位置やバリアーフリー設備の有無を確認するのに、3Dバーチャルツアーは大変便利です。また、知的障害を持っている方でも、事前に3Dバーチャルツアーを体験することにより、慣れない新しい環境に関する不安を和らげることもできます。
この記事では、学校の3Dバーチャルツアーが教育体験の革新と利便性向上にどのように貢献しているかを探ってきました。
この先進的な技術が、学生や保護者、教員、教務課の方でも、セッション時間の増加やインタラクティブな機能の利用を通じて、より深い学校体験やオープンキャンパスが可能となっています。また、バーチャルツアーが体の不自由な方や支援が必要な方にとってもサポートを提供し、新しい環境への適応を支援しています。
これからも、学校のデジタル化と教育技術の進化が進む中で、3Dバーチャルツアーはますます重要な役割を果たしていくことでしょう。学校関係者の利便性向上と教育体験の充実に向けて、この革新的な技術を活用していくことが重要です。
明段舎株式会社が提供するバーチャルオープンキャンパスの技術についてこのWEBページをご覧ください。
3月5日、明段舎株式会社は近畿経済産業局・大阪商工会議所・KDDI株式会社・株式会社島精機他がスポンサーするXR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー「近畿XR企業と創る未来社会~EXPO2025を見据えて~」に出展します。
当社のAR展示が他近畿圏内の有望なメタバースやデジタルツイン企業(合計28社)の展示と並びます。
以下、近畿産業局のプレスリリースより:
「企業のDX 化や新サービス開発を実現する XR 、メタバース、デジタルツイン。同分野に関連する制作技術を有する近畿圏内の企業が一堂に集結し、来場者が体験できる展示ショーケースやプレゼンテーションを通じてその技術を紹介します。XR/メタバース産業の動向や、大阪・関西万博を見据えたバーチャル万博の現状等の紹介を行うカンファレンスも開催。大阪・関西から始まるXR の未来をともに考えるイベントです。」
イベントは3月5日13:00~17:00に大阪工業大学内の「都心型オープンイノベーション拠点『Xport』 」にて行われます。」
近畿経済産業局のランディングページはこちら
近畿経済産業局のウェブサイトににある「近畿XRコンテンツ制作企業集」に明段舎株式会社が掲載されることになりました。
明段舎株式会社は「製造業」、「建築業」、「教育」のデジタルツイン制作業者として掲載することになりましたが、「近畿XRコンテンツ制作企業集」は他に近畿圏で活躍する優秀なメタバース空間構築業者・メタバース空間運営業者もたくさん含まれております。
「近畿XRコンテンツ制作企業集」は近畿産業局のウェブページで下記のリンクよりご確認できます。
名簿中に当社の制作事例は下記があります。
デジタルツインとAR体験
平城宮跡第一次極殿院
日本真珠会館
近畿経済産業局の発表ページ
近畿経済産業局のプレスリリース(PDF)
近畿経済産業局の「「近畿XRコンテンツ制作企業集」(PDF)
「【異業種が集まり、コモングラウンドを試して作れる世界初の実験場】 データ/実験結果を互いに提供し、実証を進め、技術・運営ノウハウを集積。複数の企業や団体がフラットに議論、実験し、次世代都市の空間情報プラットフォーム実装を探ります。」(株)中西金属工業の他、大阪商工会議所、(株)竹中工務店、(株)gluon、(株)日立製作所、(株)三菱総合研究所が運営メンバーとなっています。
中西金属工業株式会社のHPはこちら
コモングラウンド・リビング・ラボ(CGLL)のHPはこちら
「デジタルツインの最新動向/利活用の可能性に迫る!」という題名大阪工業大学梅田キャンパス校内で開かれている「Xport」に公園の登壇に招かれました。
デジタルツインの利用方法(建設業・広告・施設運営など)、デジタルツインの制作方法(点群データ・BlenderやUnityなど)、また当社の事例を紹介しました。
当社のデジタルツイン事業についてこちらまでご確認ください。
「大阪商工会議所と大阪工業大学が、2018年4月に開設した都心型オープンイノベーション拠点「Xport(クロスポート)」では、大企業、中堅・中小企業、スタートアップ、学生などの多様な主体が、イノベーティブな発想を実現できる場として、様々な活動を展開しております。(Xportウェブサイトより)」。
大阪商工会議所の投稿はこちら
Xportの投稿はこちら
大阪商工会議所と複数企業が支援する「コモングラウンド・リビング・ラボ」(以下CGLL)において、明段舎株式会社がデジタルツインと実物空間をまたぐAR表示実験を行いました。
AR掲出ソフトと互換性がある「マーターポート」で、展示物等未設置の実験場空間のデジタルツインを作成しました。 その後、遠隔で、CG3Dオブジェクトをデジタルツインに配置し、クラウド上のデジタルツイン空間に3Dオブジェクトを挿入しました。オンラインデジタルツインでは3Dオブジェクトや2D動画と画像は立体物として認識されますが、デジタルツインと実物空間の寸法を合わせ、実物空間においても3Dオブジェクト等がスマホだけで見えるようになりました。
この実験の応用としては、実物展示のQRコードやNFCなしのAR表示は可能になり、また工場の機械のマニュアルや研修向けの動画やIoTデータなどをデジタルツインを通じてリアル空間に挿入することが可能になります。動画やオブジェクトを視聴するユーザーはスマホだけで閲覧できます。また、展示物や機械の配置変更があっても、簡単にオンラインでARの配置が変更できます。見学目的だけではなく、業務用としても使え、スマホだけで必要な情報をリアルな3D空間中に配置できる観点から、工場内の研修や機械の稼働状況の把握などの業務効率改善は期待できます。
2021年10月に大阪市港区にある「POWER ARTS」というアクロバットスクールの施設を借りて、上記の作業を行いましたが、いくつか不具合が数回発生しました。
実験のユースケースページはこちらです。
今回一昨年のできに対して、GGLLでの実験においてARを安定的に表示することができました。下記の改良点が確認できました。
今回の実験が成功したのは、クラウドソフトウェアを提供している開発業者のプラットホーム基盤が改良された他に、当社でCGアニメーションや動画の圧縮・軽量化とデジタルツインを作成する機材の改良(LEICA BLK 360 G1の使用)が寄与したと考えます。
大阪商工会議所のプレスリリースは下記のリンクで実験概要をご覧になれます。
「デジタルツイン技術を活用したARコンテンツ表示実験を実施 」
2022年8月〜9月に当社が全ての動画・360度写真・3Dモデルを撮影・測量を行いました日本眞珠会舘。昭和27年(1952年)に兵庫県と日本真珠輸出組合(以下「JPEA」)によって建てられ、当時の建設費は8,000万円でした。漸進的な構造で神戸市にあるフル自動式エレベーターを使う建物としては2棟目となり、オリエンタルホテルの出張レストランが2階にあるなど豪華な建物でした。
有形文化財登録の返上と解体工事が決まり、記録制作のご依頼をJPEAよりいただきました。
当社の制作は、炭鉱そのまま残っている地下のボイラ室から、浜風を感じる2階のさわやか中庭、片肘の椅子など、当時の建築主「光安義光氏」の建築・設計上の工夫と思いを動画で残し、光安氏の息子様にあたる光安義博氏のインタビューによる解説とマーターポート社のクラウド上ソフトや3Dカメラで建物の構造をご覧になれます。
建物の他に、3Dモデル内のエレベーターを使い、4階に上がりますと、吹き出しをクリックして、1950年代以来恒例の真珠入札会をポップアップのバーチャルツアーでご覧になれます。海外のバイヤーさんと神戸市内の真珠加工業者の様子を動画と360度写真で見ていただき、70年間余り建物で行われた真珠入札会が如実に記録されています。この記録は一眼レフによる360度写真と3DVistaの制作ツールを基盤に動画を挿入しています。
また、1階には真珠輸出組合の歴史と真珠加工業の手法を記録する「KOBEパールミュージアム」が記録されており、真珠加工業者がご提供した写真や文章を確認できます。
バーチャルツアーはJPEAのウェブページは下記のリンクでご覧になります。
https://japan-pearl.com/
日本眞珠会舘の3Dバーチャルツアーは下記です。
https://meidansha-co.com/portfolio/
日本眞珠会舘で行われた最終真珠入札会のバーチャルツアーはこちらです。
https://virtualtour.productions/
Matterportのアンドロイド・キャプチャー・アプリの新機能で、まず3つのこれまでマターポートでは不可能な空間を生成しました。ぼやけている人体や、動物はシャッターの速度を設定してきれいに撮れるようになりましたので、一眼レフで撮影した超高解像度の空間を生成しました。上記の動画のようにHDR設定を自由に編集してからアップロードできるようになりましたので、合成した写真による空間と、CG360度パノラマによる空間を生成しました。
ドローン撮影による空間も、昨年の徳島県で撮影した空撮をマターポート化しました!
2022年6月:Matterportのパノラマアップロード機能の解説6月ニュース
マターポートのアンドロイド・キャプチャー・アプリについてはこちら
マターポートを含むウォークスルー撮影についてはこちら
新規ツールが追加されました。これは2021年10月にリリースされた「アンドロイドベータ版Matterportキャプチャーアプリ」の機能で、アスペクト比2:1の360度写真をアップロードすることができます。
Matterport社の説明ウェブページはこちら
具体的な手順は、GoogleDriveやDropboxなどに画像をアップロードし、Matterportキャプチャーアプリからダウンロードし、それをMatterportクラウドに再度アップロードするというものです。手間がかかる方法ではありますが、非常に有用性が高いツールです。
6月のブログでは、このツールを使用したバーチャルツアーの作成方法について考察します。今月は、新しいツールを使用して一眼レフカメラによる360度写真の撮影を再考したいと思います。
360度カメラが普及する前は、一眼レフカメラによる360度写真が主流でした。
ただし、一眼レフカメラを使用すると、機材の準備や調整に時間がかかります。そのため、リコーシータの登場により、一眼レフカメラを使用した360度写真の撮影は減少しています。
しかし、一眼レフカメラを使用すると、画質が確実に向上します。
一眼レフカメラやミラーレスカメラに搭載されているセンサーは、一般的に360度カメラよりも高品質です。そのため、解像度の面では、リコーシータZ1の360度写真が6Kであるのに対し、一眼レフカメラで撮影した360度写真は20〜30Kになります。これは、展示やプラネタリウムなどの用途に適しています。また、色再現などの面でも様々な利点があります。
撮影場所や用途に応じて、適切な機材を選択する必要があります。そのため、画質を重視する場面でスマートフォンでの撮影は不適切であり、360度カメラを使用することが望ましい場合もあります。
Matterport関連のソフトウェアを使用したバーチャルツアーの編集では、これまで360度カメラやMatterport専用カメラ(例:Matterport Pro2)しか使用できませんでしたが、Pro2やMatterport Pro3などのカメラはシャッタースピードが遅く、HDR設定を変更することができないため、人物や動物などが主題となるバーチャルツアーの撮影が困難でした。
一眼レフカメラを使用することで、Matterport系の3Dバーチャルツアー撮影がこれまで不可能だった動物園や牧場、イベント会場などでの撮影が可能になります。
360度写真の編集方法については、YouTubeのチュートリアルなどを参考にするのが効果的ですが、以下に簡単な手順を示します:
これらの手順は簡単に思えるかもしれませんが、実際にはカメラの設定や雲台の調整などが複雑です。また、HDR合成などの処理は時間がかかるため、1枚の写真の編集には1日以上かかることもあります。
このプロセスについては、上記の動画で詳細を確認できます。
「明段舎」の大阪市内に関するマーターポート、360度撮影、VRに関するニュースレターの5月号では、Matterportのアンドロイドキャプチャーアプリに追加された360度画像アップロード機能について紹介しています。
Matterportのアンドロイドキャプチャーアプリの新機能により、360度写真をクラウドにアップロードし、3D空間を作成することができるようになりました!これにより、Matterportの利用において「インスタント」360度カメラに制限されることはなくなりました!また、シャッタースピードの設定やHDR設定の編集も可能になり、人体や動物などの撮影もより美しく行えるようになりました。
上記の動画のように、HDR設定を自由に編集してからアップロードすることも可能です
「明段舎」2022年5月号ニュースレター
2022年5月にこのブログを読んでくださった方より同じ年8月に牧場のMatterport3Dバーチャルツアー作成依頼をいただきました。一眼レフによる360度写真で牛の姿を3Dで見える制作となりました。
下記のリンクで保存してあります。
https://meidansha-co.com/portfolio/virtual-cattle-farm/fullscreen/
「バーチャルツアー」平城宮跡歴史公園 編のご紹介です!
奈良県奈良市の平城宮跡歴史公園を舞台として事例を制作しました。
今回の事例ではタイムラプススポットや360度動画自体をスポットとして埋め込んでいます。
ホットスポットを用いて画像などのコンテンツを掲載し詳細情報を閲覧でき、メニューなどのUIも豊富で利便性の高い機能も参考にしていただけます!
詳細については当社WEBのサービスページ(※近日公開予定)よりご覧ください。
まずは下記リンクよりバーチャルツアーを体験してみましょう!!
リンクよりバーチャルツアーを体験