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不動産

不動産業界でバーチャルツアーを活用し、内覧業務を効率化。顧客満足度向上や成約率アップに繋がる活用事例をご覧ください。

【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:動画系

SNSで拡散しやすい「動画系バーチャルツアー」(ルームツアー)

【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:動画系

動画系バーチャルツアー(ルームツアー)の概要:

このブログの投稿は6投稿の内の第5投稿目です。下記はその他の投稿のリンクになります。

  1. バーチャルツアーが建築事務所の業務効率化と売上アップに貢献
  2. 高画質で没入感の高い3Dバーチャルツアー(3Dウォークスルー)
  3. 低コストで導入可能360度写真系バーチャルツアー
  4. 設計段階から顧客に魅力を伝えるCGI系バーチャルツアー
  5. SNSで拡散しやすい「動画系バーチャルツアー」(ルームツアー)(この投稿)
  6. 建築バーチャルツアーを活用したマーケティング戦略

シンプルなビデオ録画技術を利用したルームツアーとも呼ばれる「動画系バーチャルツアー」は、建物・空間のウォークスルーができ、伝統的でありながら効果的なマーケティングアプローチを提供します。

動画系バーチャルツアー(ルームツアー)の強み:

動画系バーチャルツアーでは動画形式をカスタマイズできます。 たとえば、SNSのInstagramのリールやストーリーズにそのまま掲載できる動画系バーチャルツアーを作成できます。 Web サイトに埋め込んだり、プレゼンテーションで使用したりするために、YouTube やその他のワイドスクリーン形式用に作成することもできます。 また、TikTok や Instagram でよく使用される「ルームツアー」の高速映像から、YouTube やプレゼンテーションでよく見かけるジンバルを使用して撮影したエレガントなプレゼンテーション映像まで、さまざまなスタイルに対応できます。
ビデオ系バーチャルツアーでは、建築士をビデオに出演させデザインの解説をすることで、自社のブランディングやストーリーを盛り込むこともできます。 デザインの側面を解説するために、動画系バーチャルツアーにナレーションを入れたり建築士を出演させることで、建物に関するストーリーに人間的な要素や側面を生み出すことができます。
ほとんどの SNSで、リンクの埋め込みではなく動画ファイルを直接アップロードできるため、動画系バーチャルツアーは、SNSなどのオンライン プラットフォームを通じて拡散するのに最適です。ユーザーにはフィード内でそのまま動画が再生されます。リンクにアクセスする必要はありません。

動画系バーチャルツアー(ルームツアー)の弱点:

スマホジンバルでルームツアーを撮影する様子

動画系バーチャルツアーはリンクへのアクセスなどのアクションが不要な一方、受動的な側面もあり、建築士の Webサイトへアクセスしなければ、建築士の会社情報などは目に触れられることはありません。動画系バーチャルツアーでは、効果的な行動喚起を促すアクションの設定が重要になります。
動画系バーチャルツアーは、数多く出回っているビデオ・コンテンツの中で埋もれてしまう可能性があります。ビデオ系バーチャルツアーは SNS上で簡単にスクロールされ、後から見返されることは少ないと言えるでしょう。

動画系バーチャルツアー(ルームツアー)の結論:

動画系バーチャルツアーは、このブログで取り上げた他の形式のバーチャルツアーよりもSNSなどから建築士の Web サイトに誘導しやすい一方で、SNSからどのように興味を喚起しWebサイトへの動線設計を行うかを厳密に考えて作成する必要があります。 販促効果のないエンターテイメントで終わらないよう、慎重に設計することが大切です。 動画系バーチャルツアーを活用して販売促進をするためには、動線設計をプロのバーチャルツアープロデューサーやコンサルティングに相談しながら作成する必要があります。

バーチャルツアーが建築事務所の業務効率化と売上アップに貢献

バーチャルツアー導入のメリット

バーチャルツアー導入のメリット​

バーチャルツアーが建築事務所に革命を起こしています。 バーチャルツアーは、建築の販売促進のためのツールとしてだけでなく、近年の建築業界の業務効率化にも大きく貢献しています。

このブログでは、建築事務所でバーチャルツアーを導入するメリットを紹介します。そのうち、建築士、クライアント、見込み客、それぞれの内覧時間と交通費の節約、確度の高い見込み客の選別、オープンハウスの展示コストと住宅展示場の運営コストの削減、バーチャルツアーだからこそ得られる貴重なデータについて解説します。

まず、どのバーチャルツアーにも共通したメリットについて見ていきましょう。

マターポートpro2が住宅展示場にある

交通費と時間の節約:

バーチャルツアーを導入することで、現場での実際の立会い頻度を減らすことができ、クライアントの訪問や再訪問に同行する時間を節約できます。また、見込み客が実際の見学時に見逃したデザインの要素なども、バーチャルツアーで確認することができ、顧客にとっても大変便利です。

バーチャルツアーを導入すれば、設計や建設の進捗状況について話し合う際に、Zoom などオンラインで見込み客やクライアントとコミュニケーションを取れる範囲が広がります。建築士、クライアント、見込み客、いずれにとっても交通費や時間が節約できます。 現場での立会いにかけていた時間とお金のリソースを他にかけることで、さらに売上アップを狙うこともできます。

確度の高い見込み客を選別:​

バーチャルツアーを導入すると、見込み客は直接訪問する前に物件を詳しく探索できます。したがって、展示会場を実際に訪問する前に見込み客をある意味で選別してくれると言えるでしょう。

 見込み客は建築事務所のWebページにアクセスし、オンラインのバーチャルツアーやオンラインのオープンハウスイベントを閲覧します。 想定していたものと違うと感じた見込み客はこの時点で離脱するため、お互いの貴重な時間を無駄にすることはありません。建築士にとって、より確度の高い見込み客だけ、しっかりと時間をかけて立会いをすることができます。

一方でこれとは逆に、SNS集客などで、広く見込み客を獲得することに優れているバーチャルツアーもあります。この種類のバーチャルツアーの活用法については、「ビデオ系バーチャルツアー」の記事で詳しく説明します。

住宅展示場のコスト削減:

バーチャル ツアーと実際の住宅展示場を組み合わせることで、必要な住宅展示場の数を減らすことができます。建設コストとメンテナンスコストを節約できると同時に、バーチャルツアーによって物理的な商圏を広げることができます。 たとえば、住宅展示場のない地域では、その地域をターゲットにしたバーチャルツアーを含むランディングページを作成することによって、住宅展示場を建設しなくても見学が可能となります。

見込み客の行動分析:

バーチャルツアーを導入すれば、顧客行動に関するデータを分析できるようになります。データを分析することで、建築士は顧客の好みや行動に基づいて今後の開発を最適化できるようになります。バーチャルツアー中の建築物の各ポイントにユーザーがどのぐらいいたかの滞在時間をデータ化できるものもあります。 見込み客がデザインのどの部分に関心があるのかを知ることができます。

バーチャルツアーアナリティックスの閲覧者行動のグラッフ

次回の記事では、現在活用されているさまざまなバーチャルツアーの種類について解説し、それぞれのメリットとデメリットについて紹介します。3D系バーチャルツアー(3Dウォークスルー)360度写真系バーチャルツアーCGI系バーチャルツアー(バーチャルパス)動画系(ルームツアー)の4つの主要なバーチャルツアーについて比較検討します。ぜひご覧ください。