危機管理を支援:画期的なシミュレーションソフト「RSET」by MEIDANSHA2024年09月23日インタアクティブ・コンテンツ作成, デジタルツイン作成0 危機管理を支援:画期的なシミュレーションソフト「RSET」 画期的な災害支援シミュレーションソフト「RSET」 国内販売・日本市場向け開発がスタート 危機管理産業の課題の一つは、大型訓練にかけられる時間が限られること、また訓練に伴う人件費です。危機管理の必要性が高い観光施設ほど、インバウンドの影響もあり利用稼働率が高いため、時間をかけて様々な想定で訓練をすることが難しい状況にあります。的を絞った致命的なリスクに備えるだけで手一杯であり、幅広い想定と対処の方法について検証することが難しい状況です。また、ミスが許されない業界では想定段階で情報が不足しがちだという課題を抱えています。 「RSET」災害・危機管理訓練支援ソフトについて RSETとは RSETは、レーザースキャンやドローン撮影で取得した実際の建物や施設のデータを元に、バーチャル世界に現実をそのまま再現します。建物の倒壊、火災や煙の広がり具合まで、まるで現実世界にいるかのような体験ができます。 RSETのはじまり RSETは米国海軍研究局の支援を受け、2014年に開発がスタートしました。海兵隊員が直感的に操作して現実世界を再現でき、訓練や事後レビューを行うツールとして完成しました。現在では米国(ケンタッキー州レキシントン市)消防署の災害支援訓練にも活用されています。 RSETの特徴 RSETには、大きく8つの特徴があります。自動で負傷者を生成できる火事の熱さ・波及スピード(酸素量)・煙の量を調整できるVRやパソコンで体験できるローカル保存でセキュリティを担保できる人の集中する箇所、人の流れ、動線を設定できる障害物を設置できる建物内に設置している機械の解説動画や文章が入れられる負傷者のトリアージ(緊急度や重症度を短時間で判定する作業)と、それに応じた救護訓練ができる RSETの価値 RSETを活用するメリットは主に3点あります。課題や問題点を事前に洗い出せるシミュレーションで実際の災害時の課題や問題点を洗い出し、見落としを減らすことで、本番の訓練をより効果的にすることができます。付随的に起こる事態を想定する周辺で付随的に起こる本来想定していなかった事態が見えてくることで、事前に対処を考えることができます。様々な想定で何度も訓練できる様々なパターンの想定を作り、あらゆる角度から何度でも訓練できるため、導入費用と人件費等を加味しても、費用対効果が高いと言えます。 危機管理産業展「RISCON TOKYO」への出店 RSETは2024年10月9日~11日に東京ビックサイトで開催される危機管理産業展(RISCON TOKYO)で米国大使館・総務省の展示内に展示されます。 明段舎の強み、デジタルツイン作成に、VRシミュレーション導入 明段舎株式会社は、2018年からデジタルツインを作ってきた経験を活かし、デジタルツイン空間を作るだけではなく、シミュレーション機能を追加します。 このシミュレーション機能を使うことで、デジタルツインの利便性を向上します。例えば、実際に存在する建物をレーザースキャンやドローンフォトグラメトリを使ってデジタルツインで再現。災害時や密集時の状況などをシミュレーションすることで、業務を効率化したり、活用方法の幅を広げたりすることができます。 まとめ RSETは、日本国内の危機管理支援ツールとして今後普及していくでしょう。同時に、明段舎は、RSETを日本の危機管理産業の現状に合わせてさらに改良していきます。 関連情報 RSET inc(米国)について RSETは、10年以上前に米国海兵隊が直面していたクリティカルなコミュニケーション課題に対処するために設立されたソフトウェア企業です。デジタルツイン開発ツールとしてのRSETは、デジタルツイン内で没入型体験を簡単に作成できるため、設計やシミュレーションを効率化し、意思決定の精度の向上に役立ちます。RSETのHP 明段舎株式会社について 明段舎株式会社は、『つながるデジタル空間』:次世代の3D空間映像とWebコンテンツを活用したデジタルツイン空間で、人々の生活をより豊かにというコンセプトで2018年に創業し、2019年末に法人を設立しました。3D空間映像とWebコンテンツを駆使して、人々の生活を豊かにするデジタルツイン空間を創造しています。 これまで、300件を超えるバーチャルツアーやデジタルツイン作成実績を持っており、業務ツールや広告コンテンツに応用されている事例が多数あります。明段舎株式会社のHPRSETパートナーページ 投稿をシェア PREV【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:CGパス NEXT建築バーチャルツアーを活用したマーケティング戦略 MEIDANSHA Related Posts Kobe Convention Center 3D Virtual Tour 2024年11月14日 Meidansha's Daniel Brown presented a virtual tour of the Kobe Convention Center on the WGAN Live at 5 show. The tour, created with 3DVista, Google mapping tiles, and Matterport, features... 【建築士・企業向け】バーチャルツアー外注ガイド:3D・VR系 2024年08月11日 3D系バーチャルツアーの概要と強み・弱みを解説。高解像度の360度パノラマ写真と3Dスキャンを組み合わせた「ドールハウス」で建築物の全体像を提供。SEO対策や顧客満足度向上にも効果的。導入のメリットと注意点を詳しく紹介します。... 「XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー」に振り返る 2024年03月15日 「XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー」での当社プレゼンテーションでは、近畿圏を代表する28社のXR企業と交流し、デジタルツインに関するニーズや意見交換を行いました。明段舎のコンセプト「つながるデジタル空間」を発表し、今後の情報をこのブログで公開予定です。お楽しみに!...