登録有形文化財の記録:日本眞珠会舘、明段舎によるバーチャルツアー制作by MEIDANSHA2023年03月01日バーチャルツアー制作0 日本眞珠会舘、明段舎によるバーチャルツアー制作 日本眞珠会舘、明段舎によるバーチャルツアー制作 登録有形文化財の記録:日本眞珠会舘 2022年8月〜9月に当社がすべての動画・360度写真・3Dモデルを撮影・測量を実施した日本眞珠会舘。昭和27年(1952年)に兵庫県と日本真珠輸出組合(以下「JPEA」)によって建てられ、当時の建設費は8,000万円。漸進的な構造で神戸市にあるフル自動式エレベーターを使う建物としては2棟目となり、オリエンタルホテルの出張レストランが2階にあるなど豪華な建物でした。 有形文化財登録の返還と解体工事が決まり、記録制作の依頼をJPEAよりいただきました。 「日本眞珠会館」バーチャルツアーについて 建築物記録としてのバーチャルツアー 当社の制作は、炭鉱がそのまま残っている地下のボイラー室から、浜風を感じる2階の中庭、片肘の椅子など、当時の建築主、光安義光(みつやす よしみつ)氏の建築・設計上の工夫と想いを動画で残し、光安氏のご子息にあたる光安義博(みつやす よしひろ)氏へのインタビューによる解説と、マターポート社のクラウドソフトや3Dカメラで建物の構造をご覧いただけます。 人の記録としてのバーチャルツアー 建物の他に、3Dモデル内のエレベーターを使い、4階に上がると、吹き出しをクリックすることで、1950年代以降恒例となっていた真珠入札会をポップアップのバーチャルツアーでご覧いただけます。海外のバイヤーと神戸市内の真珠加工業者の様子を動画と360度写真で見ていただき、70年余りこの建物で行われた真珠入札会がリアルに記録されているのがわかります。この記録は一眼レフによる360°写真と3DVistaの制作ツールを基盤として動画を挿入しています。 歴史の記録としてのバーチャルツアー また、1階には真珠輸出組合の歴史と真珠加工業の手法を記録する「KOBEパールミュージアム」が記録されており、真珠加工業者に提供いただいた写真や文章を見ることができます。 JPEAのウェブページは下記のリンクでご覧いただけます。 https://japan-pearl.com/ 日本眞珠会舘の3Dバーチャルツアーは下記のリンクでご覧いただけます。 https://meidansha-co.com/portfolio/ 日本眞珠会舘で行われた最終真珠入札会のバーチャルツアーはこちらです。 https://virtualtour.productions/ 投稿をシェア PREVMatterportのパノラマアップロード機能の試運転 NEXTCGLLプレスリリース:デジタルツインによるAR実験 MEIDANSHA Related Posts お客様の声:林 哲(さとし)様(株式会社林工務店) 2025年12月24日 京都市の林工務店様による導入事例。写真では伝わらない「動線」や「空間の広がり」をバーチャルツアーで解決。PRツールとしてだけでなく、設計打ち合わせの質と顧客満足度を高める、工務店経営におけるXR活用の秘訣を公開します。... 兵庫県立甲山高校 3Dスキャンプロジェクト 2025年11月27日 この秋、西宮市の事業として行われた、兵庫県立甲山高等学校での特別なプロジェクトをお手伝いしました。 閉校が迫る「マンモス校」の校舎を、生徒たちが3Dスキャナーで丸ごとデジタル化し、思い出をアーカイブするという取り組みです。... 「”かかりつけ”クリエイターを見つけよう!!」に登壇 2025年07月28日 「3Dモデルハウスの感動が建物のリアル集客へ」、3Dモデルハウスを活用した集客術を解説。7月29日に大阪で開催される「“かかりつけ”クリエイターを見つけよう!!」で、バーチャルツアー導入のメリットや競合との差別化、顧客対話力の向上、コスト削減について学べます。事前登録制・参加無料。...