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Matterport経営陣が不動産検索大手「CoStar inc.」の買収案に合意
2024年04月23日
Matterport経営陣が不動産検索大手「CoStar Group.」の買収案に合意 「Matterport」がCoStar Group.に買収される合意 目次 今回の投稿は特別な画像やバーチャルツアー紹介などではありません。 当社が使っている3D生成ソフトの会社の近々ニュースです。 4月22日に「Matterport」の経営者が同じく米国の会社「CoStar inc.」の買収提案を受け入れる方針と、実質買収する合意を結んだことを明らかにしました。 Matterport株価の220%でプレミアム付きで買収 買収が発表するまで株価は長く低迷していました。発表前日の株価が$1.70台に付いていたのですが、SPACによる公開当時$12台だった2021年2月と比較して悲惨な状況でした。 それでも、CoStarは現金と自社株式交換合わせて$5.50を提供するなど、なんと220%のプレミアムで買います。 合意はMatterportの株主総会や米国SECの承認待ちですが、近年のMatterportの株価からしておそらくスムーズに承認されるのではないかと思います。 CoStar Group.とは? CoStarは米国やヨーロッパにおいて売り物件やリース・賃貸物件などの不動産オンライン市場を行っている会社です。CoStar Groupはこれまで10年Matterportを使って300,000件のバーチャルツアーを展開しています。CoStar GroupによるとMatterportのバーチャルツアーがある物件はバーチャルツアーがないものと比べて20%長く見られることが(平均セッション時間が長い)ことが統計で分かるとことです。 これはやはりCoStar Groupは高く払ってでもMatterportを買いたいわけですね。 下記はGoogle翻訳した5月22日のCoStarのプレスリリースの一部です。 「CoStar Groupは、apartments.com、LoopNet、CoStar、Homes.comなど、世界で最も効果的で広く認知されている不動産情報ソリューションとオンライン不動産マーケットプレイスを運営しており、これらはすべてMatterportの3Dバーチャルツアーを特徴としています。CoStar GroupはMatterportの技術を最初に採用した企業の1つであり、現在、CoStarの情報製品とオンライン不動産マーケットプレイスで約30万のMatterportデジタルツインを利用できます。CoStar Groupマーケットプレイスの広告主は、Matterportバーチャルツアーの価値を明確に認識しています。2024年3月、Apartments.comでのMatterport 3Dツアーの閲覧回数は740万回を超え、Matterportが利用可能だった場合、消費者はアパートのリストを見る時間を20%長く費やしました。CoStar Groupは、Homes.comでも同様にMatterportを活用し、市場で最も包括的なエージェント、売り手、買い手に優しい住宅ポータルをさらに強化する予定です。」 このように、Matterportに限らずバーチャルツアーは建物を見てほしい方にとっては必要不可欠な広告手段だと評価されています。バーチャルツアーソフト開発の最大手の株化にプレミアムをつけて払ってでも買われるまでです。 Matterport:米国の不動産営業の強力な武器を日本の不動産市場で活かそう! ちなみに、2018年2月に明段舎設立前、創業者が個人の屋号「バーチャル不動産」で事業を開始しました。明段舎は2018年当時から日本でMatterportを使っています。国内の不動産物件の3Dバーチャルツアーの需要が少ないと思い、設立と同時に社名を「明段舎」にしましたが、やはり不動産業に当社が提供するマーケティング武器をご検討いただきたいです。...
「XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー」に振り返る
2024年03月15日
「XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー」に振り返る 目次 2024年3月5日「XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー」に出展しプレゼンをしてきました。 2024年3月5日「XR/メタバース体験型ネットワーキングセミナー」に出展しプレゼンをしてきました。 XR企業に出会いました 当社を入れて、近畿圏を代表するXR企業28社が出展し、周りに初めて対面で会う会社の代表(iPresence、Creative Office Haruka、ZIZO、Skeleton Crew Studio、藤川樹脂、メタバーズ、Redefine Arts)と前からお目にかかったことがある方(ズームス、exAgent)と久々合えてよかったです。 顕在化したニーズから「デジタルツイン」の意見交換 当社のブースにお越しになる方の内、詳しく意見交換やニーズの話ができたのも良かったです。潜在的に点群データやデジタルツイン作成のニーズがあると思っていた点検作業について特に何人かと話しました。当社の技術と合わせるとよりコスパよく、スピーディーに実現できると感じた訪問者もいらっしゃいました。 また、過去の製品展示XR記録に感心を寄せた方もいらっしゃって、コロナ禍で生まれたニーズは引き続き強いことを実感しました。海外のバイヤーさんがリモートに慣れ、展示のオンライン化が進んでいるそうです。 明段舎のコンセプトを発表 締め間もないの当社のプレゼンタイムでしたが、明段舎のコンセプト「『つながるデジタル空間』:AR・IoTデータ・シミュレーションを駆使したWebコンテンツで、人々の生活に役立てるデジタルツイン空間」を発表することができました。このコンセプトはこれまで5年に振り返って考えたものです。今回のプレゼンのために用意したかもしれませんが、思うように耳に響くまで、1ヶ月以上思案してきたものです。 これからの1年で「つながるデジタル空間」をこのブログで公開しますので、フォローください!...
学校の3Dバーチャルツアー: 教育体験の革新と利便性向上
2024年02月19日
学校の3Dバーチャルツアー: 教育体験の革新と利便性向上 目次 はじめに 学校(義務教育施設から大学まで)の3Dバーチャルツアーは、学校関係者に利便性を提供。ウェブセッションの増加、全国各地からのデジタルオープンキャンパス体験、緊急時の安全計画、イベント設営や改修工事のプラン設計、インタラクション、3Dマップ活用などの特長があります。体の不自由な方や支援が必要な方にもサポート提供。この投稿では、バーチャルツアーやデジタルツインが学校の関係者にとっての利便性を考察します。 3Dバーチャルツアーと全国各地からデジタルオープンキャンパス体験 全国どこからでも、どのデバイスからでも、3Dバーチャルツアーにクラウドリンクでアクセスでき、実際にその場にいるような没入感で、スクールライフをイメージし、オープンキャンパスを体験することができます。 – 入学を検討している学生や保護者は限られた時間の中で、どの学校を見学するのかを決めます。事前に3Dバーチャルツアーで見学できるかどうかは、実際に足を運びオープンキャンパスに参加するかどうかの重要な判断材料となると同時に、オープンキャンパスの参加率と参加者の満足度が上がりやすくなります。また、オープンキャンパス参加後でも、再度自宅から気になった場所の確認をすることができ、納得して入学していただける決め手の一つとなります。 3Dバーチャルツアーとウェブページのセッション時間の増加 3Dバーチャルツアーを掲載した学校や大学のウェブページコンテンツは、これまでの調査でセッション時間が特に長いことがわかっています。一般的な動画コンテンツを掲載したページと比較し、セッション時間は約2〜3倍です(3Dバーチャルツアーのセッション時間は平均4分25秒。当社調べ)。 3Dバーチャルツアーとイベント設営や改修工事のプラン設計 文化祭や体育祭などのイベント時の設営や改修工事の設計などを効率的かつ簡単に計画できます。例えば、新しい設備や機器の搬入計画や、改修・修繕計画のための補足資料として活用するなど、業務上の効率を上げるメリットが多数あります。 3Dバーチャルツアーと緊急時の安全計画 緊急事態時には、リンクを使って施設内の場所を共有できます。平面図の情報だけではなく、天井の高さなどを含めた立体図で把握できるため、避難計画や避難経路などを考える際に役立ちます。消防訓練時にも便利です。 3Dバーチャルツアーでのインタラクション 投票やアンケート機能を使って学生の意見を調査したり、地図、そしてオンライン試験まで3Dバーチャル ツアー内のデジタル吹き出しにリンクすることができます。バーチャルツアー公開後でも変更可能なため、学校の公開データを常に最新の状態に更新できます。 3Dバーチャルツアーを3Dマップとしての活用 3DバーチャルツアーはQRコードで簡単にアクセスできます。当社が使用する3Dバーチャルツアーには位置関係のデータがURLに含まれているため、デジタル座標をURLに入力することで学校内のどの場所も瞬時に表示することができます。学校内の看板や掲示などに、現在地から始まる3Dバーチャルツアーを簡単に掲載することができます。 3Dバーチャルツアーで体の不自由な方や支援が必要な方の訪問をサポート 体の不自由の方にとって、学校を訪問する際にどの駐車場からのアクセスが最適か、建物や校舎のエレベーターの位置やバリアーフリー設備の有無を確認するのに、3Dバーチャルツアーは大変便利です。また、知的障害を持っている方でも、事前に3Dバーチャルツアーを体験することにより、慣れない新しい環境に関する不安を和らげることもできます。 おわりに この記事では、学校の3Dバーチャルツアーが教育体験の革新と利便性向上にどのように貢献しているかを探ってきました。 この先進的な技術が、学生や保護者、教員、教務課の方でも、セッション時間の増加やインタラクティブな機能の利用を通じて、より深い学校体験やオープンキャンパスが可能となっています。また、バーチャルツアーが体の不自由な方や支援が必要な方にとってもサポートを提供し、新しい環境への適応を支援しています。 これからも、学校のデジタル化と教育技術の進化が進む中で、3Dバーチャルツアーはますます重要な役割を果たしていくことでしょう。学校関係者の利便性向上と教育体験の充実に向けて、この革新的な技術を活用していくことが重要です。 明段舎株式会社が提供するバーチャルオープンキャンパスの技術についてこのWEBページをご覧ください。...