VR・AR

明段舎のモデルスの「VR・AR」事例では、デジタルツインやバーチャルツアーを活用したVRコーナーやARディスプレイの事例を紹介しています。最新のテクノロジーを活かしたインタラクティブな体験をお楽しみください。

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大阪コモングラウンドでの次世代展示システム構築事例

コモングラウンド・リビングラボ:デジタルツイン×ARによる空間拡張の実証実験

プロジェクトデータ

  • タイトル: [次世代技術・R&D] 大阪市:AR技術とデジタルツインを融合させた次世代展示システムの実証実験
  • 所在地 (主要エリア): 大阪府大阪市北区・コモングラウンド・リビングラボ(CGLL)
  • 提供サービス: R&D(実証実験)、AR空間設計、デジタルツイン構築(Matterport/Leica BLK 360連携)
  • 技術スタック: Leica BLK 360 G1, Matterport API, Phoria AR Connect, フォトグラメトリ
  • 協力: 大阪商工会議所、中西金属工業株式会社

1. 実験の目的と背景

現実空間のデジタルコピーである「デジタルツイン」に、AR(拡張現実)技術を重ね合わせることで、物理的な制約を超えた「動的な展示空間」の構築を目指したプロジェクト。過去のWi-Fi環境による失敗を糧に、大阪商工会議所のサポートを得て、国内最先端の実証施設「CGLL」にてその実現性を検証しました。

2. 明段舎のテクニカル・ソリューション

高度なハードウェア選定と、海外開発元(Phoria社)との直接連携によるトラブルシューティングを経て、安定したAR表示を達成しました。

  • 高精度スキャン: Leica BLK 360を用いて、CGLLの広大な実験空間をくまなくスキャン。Matterport Cloud上で高精細なデジタルツインを生成し、AR表示の「座標の器」を構築。
  • API連携とグローバル・デバッグ: MatterportサーバーとAR表示ソフト(AR Connect)間の複雑なAPI接続を実施。オーストラリアのPhoria社エンジニアとオンラインで直接連携し、3時間に及ぶ高度な設定修正を経て、50m離れた2地点での正確な位置合わせに成功しました。
  • マルチメディアARコンテンツ: 軽量な3Dモデル(恐竜)と、フォトグラメトリ技術で生成した音声付きアニメーション(人物のバク転)を現実空間に配置。1回のアライメントで、広大な空間内の指定位置に誤差なくデジタルコンテンツを出現させました。

3. 次世代の活用展望

この実験の成功により、明段舎は以下の「未来の展示」を具体的に提供可能です。

  • 博物館・美術館: ARによる動的な展示解説や、欠損した文化財のデジタル復元。
  • スマート・ショールーム: 物理的な展示物に加え、ARによる詳細スペックの表示やシミュレーション。
  • イベント・エンターテインメント: 空間そのものをゲームフィールド化する、没入型インタラクティブ体験。

4. ロジスティクスとパートナーシップ

  • 拠点: 大阪市内(北区)の拠点を最大限に活用。大阪商工会議所との連携により、産官学が注目する最先端フィールドでの実績を構築。
  • グローバル・エンジニアリング: 英語での技術交渉力を活かし、海外の最新ソフトウェアSDK/APIを日本国内の現場へ即座に導入。

関連リンク

「バーチャル牛舎」没入型VRドキュメンタリー

バーチャル牛舎:和牛オリンピックのための没入型デジタル・ドキュメンタリー

プロジェクトデータ 

  • タイトル: [イベント・広報] 鹿児島県:第12回全国和牛能力共進会「バーチャル牛舎」
  • 所在地 (主要エリア): 鹿児島県霧島市 (全国出張対応)
  • 提供サービス: バーチャルツアー制作、インタラクティブ・コンテンツ開発
  • 納品物: カスタムUI搭載バーチャルツアー、4K HDR 360度パノラマ、ドキュメンタリー動画、空間音声(Spatial Audio)
  • 受賞歴: Digital Twin Awards 2022 ノミネート作品Captur3D / Matterport主催)

1. 現場の課題

「和牛オリンピック」という日本最高峰のイベントにおいて、来場者に「生産現場の日常と愛情」を届けるための展示コンテンツ。牛舎という「暗所と強烈な逆光が混在する」過酷な光環境、および常に動き続ける動物という被写体を、いかに高精細かつ臨場感あふれるデジタル空間として再現するかが最大の課題であった。

2. 明段舎の「制作力」

最高峰の機材と高度なポストプロダクション技術を統合し、単なる3Dスキャンを超えた「映像作品」へと昇華させました。

  • 高解像度HDR空間の構築: 暗い牛舎内で黒い牛を鮮明に捉えるため、Sony α7R IVを使用。露出を変えた9枚の写真を連写し、精密なHDR編集(ハイダイナミックレンジ)を実施。Matterport Pro2の標準スキャンでは不可能な、階調豊かな視覚体験を実現しました。
  • インタラクティブな演出: 入口に3DVistaを用いたカスタムポータルを構築。霧島の環境音や牛舎内の作業音をサンプリングして埋め込むことで、聴覚からも没入感を醸成。
  • ドキュメンタリー要素の融合: 牛へのミルクやりや獣医による検診など、農家の方々の日常を収めた動画コンテンツを空間内のタグに配置。360度カメラ(RICOH THETA Z1)による子牛の超至近距離映像など、VRならではの「驚き」を演出しました。
  • バイオセキュリティへの配慮: 感染症対策が徹底された現場において、機材メンテナンスを厳格に行いながら、牛にストレスを与えない特殊な撮影ワークフロー(3m高所三脚の活用等)を遂行。

3. ロジスティクスとパートナーシップ 

  • 機動力: 大阪より新幹線・公共交通機関を乗り継ぎ、大量の精密機材を携えて鹿児島県霧島市へ展開。
  • コラボレーション: 広告代理店(電通ライブ関西支社)との緊密な連携により、大規模イベントの要件を満たす高品質な納品体制を維持。
  • 全国対応: 明段舎は、鹿児島、沖縄、北海道まで、場所を問わず最高水準のクリエイティブ・チームを派遣します。

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