デジタルツイン

当ウェブサイトのデジタルツインカテゴリーでは、レーザースキャンやフォトグラメトリ技術を用いて作成されたデジタルツインの事例をご紹介しています。これらのデジタルツインは、IoTデータの収納だけでなく、レイアウト変更を容易にするためにも活用されています。最新のテクノロジーを体験してみてください。

神戸国際展示場1号館

神戸国際展示場2号館

神戸コンベンションセンター28,000㎡の大規模空間キャプチャ

神戸コンベンションセンター:28,000㎡の大規模空間デジタルツイン化

プロジェクト概要

神戸コンベンションセンター(KCC)という日本最大級のMICE施設において、施設案内・営業ツール・内部業務効率化を目的とした広域デジタルツインを構築しました。

  • 所在地 (Location): 兵庫県神戸市 (全国出張対応 / Nationwide Service Available)
  • 施設規模 (Scale): 約28,000平米 (展示場1〜3号館、国際会議場)
  • 提供サービス: 広域3Dキャプチャ、高精度デジタルツイン構築、施設管理用カスタムインターフェース
  • 主な活用目的: オンライン下見、イベント設営シミュレーション、施設管理の省力化

1. 解決した課題と戦略

広大な施設ゆえに「現地のリアルなスケール感が伝わりにくい」「図面だけでは把握しきれない設備詳細を確認したい」というニーズに対し、以下の技術戦略で対応しました。

  • 広域高精度データの完遂: Leica BLK360 G1(誤差10mにつき6mm以内)を主力機として投入。Matterportの視覚的な没入感と、レーザースキャナーによる正確な空間記述を両立させました。
  • 効率的なマルチ・スキャン体制: 35日想定の工程を30日で完遂。iPad Proを活用した独自の進捗管理ワークフローにより、広大な展示ホールをパズルのように正確に繋ぎ合わせました。
  • 高度なビジュアル・レタッチ: MPEmbedAffinity Photoを活用し、点群データのノイズ削除や、シャッターの開閉状態が異なる箇所のパノラマ合成を実施。「現実に忠実、かつノイズのない」最高品質の空間データを生成しました。

2. 使用技術・機材

機材のカタログスペックに頼るのではなく、現場の課題に合わせて最適なツールを選択・統合しています。

  • 3Dスキャナー: Leica BLK360 G1, Matterport Pro2
  • パノラマ撮影: Sony α7R IV (高解像度360度写真)
  • ソフトウェア: Matterport, 3DVista, MPEmbed, PTGui, Affinity Photo
  • 空間ナビゲーション: Google Map タイルを3DVistaに統合。広大な敷地内を迷うことなく移動できるカスタムUIを構築。

3. 全国対応とプロフェッショナル・ネットワーク

明段舎は大阪を拠点としながら、東京・名古屋・福岡など日本全国の主要プロジェクトに対応しています。

本プロジェクトでは、信頼できるパートナー(株式会社exAgent株式会社Toltech)と連携し、大規模空間を最短期間でキャプチャする体制を敷きました。この全国規模の機動力こそが、大規模施設を持つ法人様から明段舎が選ばれる理由の一つです。

4. クライアントの声

「お陰様でマーターポートは導入から現在まで利用者から好評をいただいております。特に会場見学回数の減少ならびに現場スタッフの説明省力化において大きな効果を感じます。」

神戸コンベンションセンター 担当者様

5. デジタルツインの閲覧

以下のリンクから実際の成果物をご覧いただけます。

「全国どこでも、最高精度の空間アーカイブを。」

28,000㎡を超える現場で培った「現場力」と「解決力」で、お客様の施設を価値あるデジタル資産へと変えます。

お問い合わせはこちら: [全国出張対応・見積依頼フォーム]

神戸国際展示場3号館

大阪コモングラウンドでの次世代展示システム構築事例

コモングラウンド・リビングラボ:デジタルツイン×ARによる空間拡張の実証実験

プロジェクトデータ

  • タイトル: [次世代技術・R&D] 大阪市:AR技術とデジタルツインを融合させた次世代展示システムの実証実験
  • 所在地 (主要エリア): 大阪府大阪市北区・コモングラウンド・リビングラボ(CGLL)
  • 提供サービス: R&D(実証実験)、AR空間設計、デジタルツイン構築(Matterport/Leica BLK 360連携)
  • 技術スタック: Leica BLK 360 G1, Matterport API, Phoria AR Connect, フォトグラメトリ
  • 協力: 大阪商工会議所、中西金属工業株式会社

1. 実験の目的と背景

現実空間のデジタルコピーである「デジタルツイン」に、AR(拡張現実)技術を重ね合わせることで、物理的な制約を超えた「動的な展示空間」の構築を目指したプロジェクト。過去のWi-Fi環境による失敗を糧に、大阪商工会議所のサポートを得て、国内最先端の実証施設「CGLL」にてその実現性を検証しました。

2. 明段舎のテクニカル・ソリューション

高度なハードウェア選定と、海外開発元(Phoria社)との直接連携によるトラブルシューティングを経て、安定したAR表示を達成しました。

  • 高精度スキャン: Leica BLK 360を用いて、CGLLの広大な実験空間をくまなくスキャン。Matterport Cloud上で高精細なデジタルツインを生成し、AR表示の「座標の器」を構築。
  • API連携とグローバル・デバッグ: MatterportサーバーとAR表示ソフト(AR Connect)間の複雑なAPI接続を実施。オーストラリアのPhoria社エンジニアとオンラインで直接連携し、3時間に及ぶ高度な設定修正を経て、50m離れた2地点での正確な位置合わせに成功しました。
  • マルチメディアARコンテンツ: 軽量な3Dモデル(恐竜)と、フォトグラメトリ技術で生成した音声付きアニメーション(人物のバク転)を現実空間に配置。1回のアライメントで、広大な空間内の指定位置に誤差なくデジタルコンテンツを出現させました。

3. 次世代の活用展望

この実験の成功により、明段舎は以下の「未来の展示」を具体的に提供可能です。

  • 博物館・美術館: ARによる動的な展示解説や、欠損した文化財のデジタル復元。
  • スマート・ショールーム: 物理的な展示物に加え、ARによる詳細スペックの表示やシミュレーション。
  • イベント・エンターテインメント: 空間そのものをゲームフィールド化する、没入型インタラクティブ体験。

4. ロジスティクスとパートナーシップ

  • 拠点: 大阪市内(北区)の拠点を最大限に活用。大阪商工会議所との連携により、産官学が注目する最先端フィールドでの実績を構築。
  • グローバル・エンジニアリング: 英語での技術交渉力を活かし、海外の最新ソフトウェアSDK/APIを日本国内の現場へ即座に導入。

関連リンク