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マーターポート撮影:内製する方法と外注する方法

Matterport(マーターポート)とは?内製と外注の料金比較

3D撮影の映像データは、バーチャルツアー体験やデジタルツインの制作など、多方面で注目されています。3D撮影の最新の技術を誇る、Matterport(マーターポート)の導入を検討されている方もいらっしゃることでしょう。

マーターポート撮影は、自社で内製する方法と外注する方法があります。そのためどちらのほうが、メリットが多いか気になる方も多いはずです。
この記事では、マーターポートの概要や機種をご紹介し、内製する場合と外注する場合の比較を行なっていきます。バーチャルツアーやデジタルツインの活用を考えている方に参考にしていただけます。

1. バーチャルツアー・デジタルツイン・ウォークスルーとはそもそも何ですか?

2. その中でマーターポートとは?

 

マーターポート(Matterport)とは、アメリカ カリフォニア州のサンフランシスコ郊外に本社を置く会社で、同名のサブスクリプション型のクラウドソフトを指しています。このソフトウェアは他社の建築用の測量ソフトと比べて、ワークフローが比較的簡単であり、細かい作業はマーターポートが特許を持っているAI技術「Cortex」が行うことで、非常に人気なプラットフォームです。多くの開発業者がマーターポートを利用して、デジタルツインにおける多種多様なアプリケーションを作っています。

簡単にいうと、マーターポートは最新の技術を使った自社製の360度カメラや、その他一部の360度カメラと一眼レフ、もしくは一部の測量機で、空間を比較的正確な寸法で3Dを再現できます。スマートフォンやVRゴーグルなどでリアルな3D空間をバーチャルツアーできるほか、デジタルツインを造り出し寸法データを利用するなど、さまざまな活用方法があります。

マーターポートには大きく2つの側面があります。デジタルツインのプレゼン能力をアップする高品質な360度写真と、よりスムーズな移動やタッグといわれる吹き出しの位置を土台とする3D画像からなっています。マーターポート社はこの組み合わせを、3Dウォークスルーやドールハウスといわれる表現でデジタルツインを展開しています。

マーターポート事例

 

  • 住宅メーカが施工したモデルルームや施工事例を自社サイト上で紹介
  • エンターテインメント施設をバーチャルツアー体験
  • ホテルなど宿泊施設の内観をチェックできる
  • 観光地の地域紹介や登録文化の記録をとる
  • 今後も活用の幅が広がっていくことが期待されています。

3. マーターポートの機種別の比較

3-1 マーターポート対応の機種の比較表

3-2 マーターポートPro2

Products - サービス内容

 

マーターポートの撮影以外にしない、かつ、住宅や展示の撮影のみをしたい方はPro2がおすすめです。

 

写真の品質(ウォークスルー)

Pro2は上記のMatterport社製の360度カメラの中で、最も圧縮前の写真の解像度が高いです。圧縮後でもPro3と同じく16Kになりますが、元々は8枚の4K「skybox」と呼ばれている正方形の写真からなっているため、処理する撮影データ量は最も大きいカメラとなっています。CMOSセンサーの大きさに関してはPro3(20mp)のセンサーがPro2(センサーサイズ不明・出力画像:134mp)より大きいとされていますが、撮影する枚数はPro2の方が多いため、センサーの大きさ対撮影範囲ではPro2が優っています。また、撮影編集後のダウンロード可能な出力写真においても、Pro2の最大7680p x 4320pに対して、Pro3は6068p x 3413pとなっています。

HDR撮影においてはPro3は各方向において2枚ほど多くの露出を撮影していますが、こちらの主観的な見方で大きな差は感じませんでした。下記はスクリーンショットですが、比較してください。

 

Matterport Pro3,とPro2の比較

 

写真の品質においてPro2は1つだけ弱点があります。レンズの位置は若干ノーダルポイントより離れているため、1.5m以内の半径の横線(階段の手すりなど)は写真のつなぎ目に合わないことがあります。この問題はleica blk360 g1も共通ですが、Pro3は改良され、その他360度カメラもこれは問題とならず、一眼レフにおいては撮影者の腕前次第で回避できます。ノーダルポイントに関しては下記のイメージ図をご参考ください。

 

ノーダルポイント

 

3D画像(ドールハウス)の生成

Pro2は写真測量とLiDARの規格にならない「Structured Light式」(赤外線センサー)による測量の中間の方法を使っています。写真測量はマーターポートのAI「Cortex」を利用しながら、4㎡以内のエリアで赤外線センサーを使っています。赤外線が多く含まれている日光に弱いことになり、屋外撮影の難易度が高くなるか、不可能になります。曇っている日でも日光が雲に拡散され、晴れた日の影よりは撮影しにくくなります。夏なら、太陽が水平線の低いところの午前6時台もしくは7時台しか屋外撮影ができないことがあり、冬の澄んだ空の下で陰であれば比較的撮影できます。

赤外線センサーの正確性も問題になることがあります。5m以内の範囲は54mmの誤差とされていますが、住宅メーカの宣伝資料を制作するには十分と考えます。ただし、BIMデータ作成には向いていません。一般360度カメラを使わずにPro2を使って撮影すれば、点群データファイル「.e57」は注文できます。ただし、データの範囲が狭いので、AUTODESKのReCapで登録しようと思ったところ、ほぼ不可能に近い経験がありました。

この正確性のことで、Pro2が得意な撮影は中小面積のエリア(0〜400㎡)ですが、撮影の経験値がある方はこれを10,000㎡まで伸ばせます。とはいえ、800㎡ぐらいを境目に撮影位置がタブレット上に不一致になりやすくなるため、撮影作業が止まったり、直すのに時間がかかったりして時間効率が悪くなっていきます。その場合、Pro3や広範囲で最も安定しているleica blk360 g1を使う方がいいと思います。

 

その他

Pro2はとにかく頑丈で、バッテリーは8時間と最高に長持ちです。カメラの外回りのケースを割っても、まだ撮影ができるという業者の話も聞いております。また、米国の不動産撮影市場を念頭に一日三件の撮影案件をまわっても、まだバッテリーが続きます。記録端末のタブレットなどの充電対応の方が心配です。

これに対して、弱点はのちに説明するPro3同様、写真データも、3Dデータもカメラより抽出できないため、マーターポートクラウドソフト以外の利用が不可能となっています。

わかりやすくいえば、一般的な住宅やマンション撮影、ワンフロアの企業のスペースなどはPro2の独断場です。

3-3 マーターポートPro3

 

マーターポート撮影にしか360度カメラや測量機を利用しない、かつ、屋内外問わず撮影する方、また、正確性より写真を重視した場合、Pro3は一理です。ただし、Pro3はPro2の改良版と勘違いする方もおられますが、Pro2の部分的な改良と簡略化となっています。マーターポート製のカメラの中でもシチュエーションで選んだほうがいいと思います。

 

写真の品質(ウォークスルー)

Pro3の写真の品質は解像度においては、Pro2と比較して、元々の撮影ファイルの大きさは圧縮前に小さいため、同じ解像度でも、若干品質を下げた感じがします。

上記のPro2で述べたように、HDR撮影で使う露出の枚数はPro2の5枚に対して、Pro3は7枚と多いですが、それほどの光の高低の処理の差を感じません。写真の品質においては、はっきり改善したといえる側面は、レンズの位置をカメラのノーダルポイントに設置したため、レンズの近くの象物は写真のつなぎ目でギザギザになりません。これはアート・ギャラリーを撮影する際にかなりの改善だと感じます。

 

3D画像(ドールハウス)の生成

最大20㎡の広範囲の距離を測定できることです(オプションの「.E57」形式ファイルを注文する場合100㎡となります)。ただしのその正確性はleica blk360 g1と比較して劣ります。10mの距離で、誤差は20mm以内となります。マーターポート上20㎡までしかデータは採用されないのはleica blk360 g1は共通ですが、leica blk360 g1ほど3Dデータの質は改良されていません。スキャンのスピードはマーターポート撮影対応の測量センサーが付いているカメラの中で最も速いため、処理能力の高いモデルです。屋内・屋外問わず使えます。

 

その他

Pro3の弱点は、主に3点あります。

バッテリーの使用時間
バッテリーの使用時間はPro2より短く(3時間)、同じく使用時間が短いleica blk360 g1と比較して、バッテリー充電時間が長い(3.5時間)です。予備バッテリーを装備に入れることは必須のため、本体購入だけでは足りません。

値段
使用するのに、年間10万円〜購読制となっているマーターポート・サブスクリプションが必要ということはPro2同様で、またPro2と同じくマーターポート空間の作成にしか使えないです。それでも、Pro2と違って値段はずいぶん高いです(47万円~に対して110万円~となっています)。
2023年5月の時点で、国内で本体のみの販売は行われていないですが、上記のように述べた必要な予備バッテリーを含む「Accelerator Pack」で約150万円で販売されています。下記のleica blk360 g1もかなり高額な機材になりますが、leica blk360 g1の場合データの使用方法についていくつかの選択肢があります。

繊細な作り
頑丈な作りのPro2になれた方からは、Pro3に多くの故障問題を聞いています。3Dの正確性が改良された分、作りがより精密で繊細です。また、レンズの位置が中心になったため、写真のつなぎ合わせは良くなりましたが、LiDARセンサーやその他の部品を含むカメラの重心は三脚の軸に支えられていません。階段を撮影する時など三脚が不安定となりがちです。重心が三脚の軸に支えられていないためなのか、早期に買われた方からはカメラを回転させるモーターの故障問題を聞いております。また、360度写真に必要な枚数を減らすよう、大きな魚眼レンズを使用しています。デブっているため、レンズが割れないように取り扱いに注意が必要です。

Pro3が得意な案件というよりは使えない場面がほとんどないと感じます。それぞれPro2・leica blk360 g1・一眼レフの購入が負担になる方にとっては、好都合なカメラです。ただし、予備のバッテリーはマストです。

3-4 leica blk360 g1

 

既存の建物のBIMを作成したいが、従来の点群データのワークフローは細かい作業が多いため、簡単に撮影・測量データを処理したい方、広範囲な撮影をして、Pro2の正確性を担保したい方はleica blk360 g1です!マーターポート以外のプラットフォームにも使えますので、マーターポートを卒業してより精密な測量をしたい方にもコスパはいいかもしれません。

 

3D画像(ドールハウス)の生成

leica blk360 g1は、3D画像の生成において、マーターポート互換性があるカメラのなかで最高水準の機器です(10mの距離で、誤差は4mm以内です)。むしろカメラというより測量機です。一つの撮影ポイントにおいてleica blk360 g1の正確な測量半径は60㎡とされていますが、マーターポートにおいては20㎡までしか表示されません(なお、オプションの.E57形式ファイルを購入する場合、60㎡の範囲のデータは表示されます)。それだけ正確です。

 

写真の品質(ウォークスルー)

カメラの解像度及びカラーが大きな弱点です。3D画像の生成と写真は別物ですが、カメラはあくまで3Dデータ(点群データ)に色(RGBカラー値)を付けるためについていると考えます。写真の見た目を重視する案件においては3Dはleica blk360 g1で、ユーザーが見る写真はPro2でというように撮影すると最高な組み合わせになります。

 

その他

leica blk360 g1はマーターポートPro2やPro3と違って、データをいったん機械に保存されるため、抽出して、マーターポート以外の点群データを解析するソフトに使えます。その意味で、マーターポートを継続的に使うかわからない方で、正確性が必要な立体スキャンニングをする方であれば、leica blk360 g1はベストチョイスです。

スピードに関しては、各撮影ポイントは約5分かかると最も長いです(「中」の点群密度・「3枚」のHDR露出設定時)。ただし撮影可能な距離は20㎡ぐらいになります。その意味で一定の広さを超えた案件には、Pro2よりスピードの効率が上がってきます。

Wi-Fiの問題はたまにあります。元々人の映り込みを気にしない建設現場の測量向けに開発された測量機のため、制御するタブレットとのWi-Fi接続が使用可能な距離が短いです。がらがらで広い敷地の撮影の場合、隠れる場所に困ることがあります。Wi-Fiの接続を失った場合、マーターポート製のカメラと違って撮影続けてくれるが、接続を戻した時に内部保存もするカメラなので、カメラからデータを転送することができます。
これらの制約で、小さな撮影案件であれば効率が悪くなりますが、広い撮影エリアほど、回転が速く測量範囲が狭いPro2より効率が良くなってきます。

leica blk360 g1をすすめるシチュエーションは、広範囲の建設・土木建設現場や複雑な構造の建物・足場です。また、BIMデータを作成するための測量・撮影であれば、マーターポート経由の撮影を行なうことで、ワークフローはかなりやりやすくなるためおすすめです。撮影の解像度が求められる場合、上記の構造物が苦手なPro2で補足する形がよいでしょう。

3-5 その他360度カメラ

 

すでに360度カメラを持っている方で、新しい機材を買いたくない方や、そもそもマンション・ワンルームしか撮影するつもりはない方ならマーターポートはいくつかの他社製360度カメラの互換性を取り入れています。

 

3D画像(ドールハウス)の生成

その他360度カメラ(例:insta360 X1やリコーシータZ1等)は、空間の寸法を把握できるセンサーを搭載していないためスキャンはできませんが、マーターポートのAI「Cortex」を使って、写真データを3D空間に変換します。寸法を読めるセンサーを搭載していないため、マーターポート製やleica blk360 g1と比較して得意な環境は特にないですが、AIによる3D空間の生成には限界があるため、小規模の撮影しか適さないです。

 

写真の品質(ウォークスルー)

写真の品質はモデルによりますが、大半のカメラは5.7Kを中心としてマーターポート製カメラと比較して低解像度となっています。
従来これらのカメラは低解像度を補うため各社は独自の工夫をとっていますが、メーカーのプラグイン(例:リコーシータの露出ブラケット・Dual-Fisheyeプラグインやinsta360のHDR撮影モード)はマーターポートの撮影アプリを通じて制御できないので、これらの強みはマーターポートで発揮できないことになっています。

 

その他

BIMデータを目的として撮影する場合、これらのカメラを一か所にでも使ってしまうと、マーターポートクラウドよりデータのかき出しが不可能となるため注意してください。

スピードに関しては、撮影する時間はマーターポート互換性があるカメラの中で最も早くなり、カメラやメモリーカードにも写真ファイルを保存するため、写真データはマーターポート以外の利用も可能です。3Dデータはありません。

互換性がある360度カメラを既に持っている方であれば、マーターポート製カメラを買う前に、マーターポートクラウドソフトを試すのに使うとよいでしょう。

<2023年5月現在互換性がある360度カメラ>

Insta360製
・One R
・One RS

Ricoh製
・Theta (シータ)Z1
・Theta (シータ)SC2

3-6 マーターポートモバイル版

 

「マーターポートクラウドソフトを試したいけど、撮影をプロに任せるつもりで、まず編集機能になれるため無料プランで自分の部屋を撮影したい。」

このような目的の場合、スマホさえあれば叶います!

数か所の撮影スポットを超えると結合しづらくなってきますが、アップロードすれば、他の360度カメラ同様、マーターポートクラウドソフトの編集機能が使えます。

できあがる360度写真のゆがみを防ぐため、スマートフォンで撮影する場合、「Matterport Axis」の使用はおすすめです。Matterport Axisはスマホを三脚の軸に自動的に回す機械で、マーターポート製カメラのような撮影方法を練習できます。

あくまで個人利用しかおすすめできませんが、外注する前に自分の理解を深めるため有効な方法です。

3-7一眼レフによるアップロード

4.マーターポート撮影をマスターする目安と情報源

5.本論:マーターポート撮影は内製・撮影代行どちらがおすすめ?

5-1 マーターポート撮影の内製化メリット・デメリット

 

内製撮影の特徴についてご紹介します。

 

メリット

      • 社内にノウハウを蓄積できる
      • コンテンツを自由に編集できる
      • コンテンツが多い場合には割安

撮影・編集のノウハウを社内に蓄積できることがメリットとして挙げられます。ノウハウを習得できれば、業者に頼ることなく編集の自由度がアップします。コンテンツの数が多い場合には、割安になる可能性もあり、将来的に有効な投資になるでしょう。

 

デメリット

      • 機材などの初期費用が高額
      • 撮影・編集ノウハウの習得が必要
      • 撮影・編集のための人件費
      • 本業に時間を割けない時間の機会損失

撮影機材はカメラだけでなくバッテリーや三脚など、アクセサリ類を含めるとかなりの費用になります。機材を持ち合わせていない場合、一から揃えなければなりません。

 

また、撮影や編集のノウハウがなければ、かなりの手間が発生してしまいます。高精度な機材を投じても、ポイントを抑えず撮影した場合、クオリティの低い映像になってしまう可能性もあります。

 

専門家が数年をかけて修得した知識を社内に蓄積しようと思っても、賃金上昇時において、本業を営んでいない時間の機会損失幅が大きくなる可能性があり、現時点の物価高騰で内製する負担が特に大きくなるかもしれません。

 

費用の目安

マーターポートは、機材の他にクラウドサービスを利用するため、月額費用がかかります。

 

月額のプラン

      • 無料(¥0)/公開ツアー数:1
      • スタータープラン(¥1,200)/公開ツアー数:5
      • Pro&Business(¥8,300)/公開ツアー数:25
      • エンタープライズ(見積)/公開ツアー数カスタマイズ可能

プランによって公開できるツアー数や、使用できる機材も異なります。公開する施設が1つの場合は、無料プランの利用が可能で、複数の施設を公開したい場合には、スタータープラン以上を選ぶ必要があります。さらに、Pro&Businessプラン以降は、3Dスキャナ機能を搭載したプロ仕様のカメラが使用可能です。

 

手持ちのスマートフォンを使用して月額無料プランであれば、費用は掛かりません。

 

内製撮影が向いている企業

マーターポート制作の内製化に向いている企業は、継続的にバーチャル化する必要のあるコンテンツを、複数もっているような企業で、不動産販売会社や賃貸物件管理会社などが一例です。

      • 撮影・編集のためのリソースが確保できる
      • バーチャルツアーが対象となる空間が複数あり、公開することにメリットがある

5-2 マーターポート撮影代行のメリット・デメリット

 

外注撮影の特徴についてご紹介します。

メリット

      • 機材などの導入費用が不要
      • 撮影・編集ノウハウのあるプロが対応
      • スピーディに制作が可能

マーターポートを外注するメリットは、コストカットに直結する点と、ストレスなくスピーディな納品が可能な点です。

 

撮影・編集はプロが行なってくれるため安心して任せられ、実績と経験をもとに提案も行なってくれるでしょう。社内でリソースを確保する必要がなく、コア業務に専念できます。

 

デメリット

      • 業者を選定する必要がある
      • コンテンツが多いと割高になる可能性がある
      • コンテンツを即時に編集できない

マーターポートを外注するデメリットは、業者を介しての制作になるため、即座に編集できないなど自由度が下がる点です。また業者によって得意としていることやオプションサービス、料金形態も異なるため、選定の際に迷う可能性があります。さらに、コンテンツの量が多いとトータル的に割高になることも考えられます。

 

費用の目安

費用の目安は10〜15万円ほど、年間のランニングコストは約2万円〜が相場です。撮影する面積やかかる時間によってなど、金額の設定方法は異なります。

 

主な内容

      • 3D空間バーチャルツアー
      • タグポイント(3D空間内にタイトルやテキスト、画像・動画などのデータを埋め込むことが可能)
      • 外観写真や平面写真 など

 

オプション

      • 動画制作
      • サイト制作 など

 

外注撮影が向いている企業

マーターポート制作の外注化に向いている企業は、バーチャル化する必要のある映像が限定的な事業内容の企業です。

      • 撮影対象の空間の数が限られている
      • 期間限定イベントなどの公開

6.「明段舎」にデジタルツイン・バーチャルツアー作成を依頼する